京丹後でTシャツ展 作家14組が「人生の一コマ」表現

AI要約

Tシャツ展「a piece of life」が京丹後の「SPACE ODE」で開催中。丹後地域にゆかりの作家やユニットによるTシャツを展示。

作家には「人生の一コマ」を表現してもらうよう依頼し、多彩な表現方法が取られている。

コロナ禍を経て5年ぶりの開催で、作家の個性や人となりを知る機会を提供する展示。

京丹後でTシャツ展 作家14組が「人生の一コマ」表現

 Tシャツ展「a piece of life」が現在、京丹後の「SPACE ODE(スペースオーデ)」(京丹後市峰山町荒山)で開催されている。主催は京丹後のデザイン会社「オーデザインチャンネルズ」(峰山町)の川口優子さん。(京丹後経済新聞)

 同展では、丹後地域にゆかりのある作家11人と3組のユニットが制作したTシャツを展示している。川口さんが作家に「あなたの『人生の一コマ』をTシャツに表現してほしい」とだけ伝え、それぞれが自由に制作した。丹後ちりめんを使ったもの、しぶき染めのもの、デザインに謎解きが含まれているものなど表現方法はさまざま。

 前回は2019年に開き、コロナ禍を経て5年ぶり、2回目の開催となった。「社会が変化しても『大事なのは人』という思いは変わらなかった。誰が、何を、どう表現するのか。作品を通して、作家の人となりや個性を知ってほしい。普段作品を作っていない人にも参加してもらい、自由に表現してもらった。Tシャツは体にまとうもの、日常に近いものなので、『らしさ』を反映しやすい」と川口さん。作家自身を知ってもらうために、作品横のパネルには作家に関する情報もまとめて掲出する。

 「普段アートになじみのない人にも気軽に参加してほしい。Tシャツを通して、どんな人なのか想像を膨らませて楽しんでもらえたら」と来場を呼びかける。

 開館時間は10時~18時。観覧無料。展示しているTシャツは一部販売も行う。5月31日まで。