電子マネー購入しようとした客に声かけ詐欺防ぐ…店長は「ニセ電話気づかせマイスター」

AI要約

福岡県警は、ニセ電話詐欺を2回防いだセブンイレブン店長の西山誠さんが「ニセ電話気づかせマイスター」に認定された。

西山さんは、被害を疑って60歳代男性と70歳代女性の被害を防いでいた。

ニセ電話気づかせマイスターは、15年に始められた制度で、西山さんは107人目の認定者となった。

 福岡県警は、ニセ電話詐欺の被害を2回防いだとして、セブンイレブン福岡サザエさん通り店(福岡市早良区)店長の西山誠さん(50)を「ニセ電話気づかせマイスター」に認定した。

 県警早良署や西山さんによると、4月30日午前、同店に60歳代男性が訪れ、3万円分の電子マネーを購入。数十分後に再び来店して追加購入しようとしたため、詐欺を疑った西山さんが声をかけた。最初に買った3万円はだまし取られたものの、新たな被害は防止したという。

 西山さんは、2022年12月にも別の店舗で電子マネーを購入しようとしていた70歳代女性の被害を防いでいた。

 西山さんは22日、同署で桐原哲夫署長から認定証とバッジを受け取り、「これからも店員と一丸となって地域の安心に貢献したい」と話していた。

 ニセ電話気づかせマイスターは、県警が15年に始めた制度。被害を2回以上防いだ人を認定しており、西山さんは107人目となった。