防火衣着てランニングなど40分…消防署で体を暑さに慣らす「暑熱順化訓練」 一般人の熱中症リスク減にも 岡山市

AI要約

日本気象協会などは、体を暑さに慣らす「暑熱順化」を呼び掛けています。岡山市の消防署ではそのための訓練が行われています。

岡山市西消防署で行われている「暑熱順化訓練」では、消防士が消火活動などに使う服を着て体を暑さに慣らす運動を行っています。

日本気象協会や岡山市消防局は、暑熱順化を通じて熱中症のリスクを減らすための運動や湯船につかることの重要性を強調しています。

防火衣着てランニングなど40分…消防署で体を暑さに慣らす「暑熱順化訓練」 一般人の熱中症リスク減にも 岡山市

 日本気象協会などは、体を暑さに慣らす「暑熱順化」を呼び掛けています。岡山市の消防署ではそのための訓練が行われています。

(記者リポート)

「消火活動などに使う防火衣を着て、今から訓練を行います。私も着てみましたが汗がじんわり出てきてとても暑いです。みなさん真夏でもこういった服を着て、消火活動にあたるということです」

 岡山市西消防署で行われている「暑熱順化訓練」。本格的に暑くなる時期を前に体を暑さに慣らすため行っています。

 消防士約10人が、消火活動などに使う服を着たままランニングや階段の上り下りなどを40分ほど続けました。

(消防士)

「すごく汗かきますね! でも夏のためにがんばります!」

(岡山市西消防署/伊達侑紀 消防士)

「(訓練をすると)夏に活動していて疲れにくいなって印象があるので有効だと思う」

 日本気象協会などは、一般の人にも熱中症のリスクを減らすため「暑熱順化」を呼び掛けています。

 岡山市消防局によりますと、適度な運動をしたり、湯船につかって入浴したりすることで、適度に汗をかくことが大切だとしています。