福岡でも「ライドシェア」準備すすむ 専用アプリ「DiDi」で配車 支払いはキャッシュレス決済

AI要約

日本でも始まるライドシェアサービスが、タクシーの運転手不足解消の切り札として期待されている。

福岡でも始まる準備段階で、タクシー会社が「DiDi」の配車アプリを利用してライドシェアに対応することが決定された。

タクシー会社にとっては新しい働き方の選択肢が生まれ、利用者にとっても時間や料金のメリットがある。

福岡でも「ライドシェア」準備すすむ 専用アプリ「DiDi」で配車 支払いはキャッシュレス決済

タクシーの運転手不足を解消する切り札といわれる日本版のライドシェア。

一般の人が自家用車を使い、有料で客を運ぶサービスですが、スタートに向けた準備が福岡でも本格化しています。

タクシーの配車アプリを提供する「DiDi」は、6月からライドシェアに対応した配車アプリのサービスをスタートさせます。

支払いはキャッシュレス決済のみです。

◆川崎キャスター

「実際に、配車アプリでライドシェアの車を呼んでみたいと思います。まずアプリを開きますね。目的地をいれます『博多駅』。すると、『一般タクシー』と『タクシー・自家用車』の項目がありまして『タクシー・自家用車』の項目がいわゆるライドシェアの方、博多駅までの料金が出てる2340円。一般のタクシーに絶対乗りたいって人は『タクシー』を選べばいいし、ライドシェアでもOKという人は『タクシー・自家用車』を選ぶ。では、この『タクシー・自家用車』いわゆるライドシェアの方で確定します。注文します。呼びます。今手配中です」

すると、近くにいるドライバーに通知が届き、注文を受けたドライバーが現地まで迎えに…。

◆川崎キャスター

「配車で呼んだ車が実際に来ました。自家用車ですよ。一般のセダンの車が来ました」

ライドシェアの車両は一目でわかるように、車体やフロントガラスに大きく「ライドシェア」と書かれています。

◆川崎キャスター

「乗ったらわかるんですけど、これ自家用車なんでメーターがないんですね。1番最初の配車の時に表示された料金で確定だそうです。なので、例えば夕方すごく込んでるときにライドシェアとして乗れば、料金固定なので時間がかかったとしても、料金は増えないので、ある意味、そういう時は得することもある」

日本版のライドシェアは、タクシー会社の管理下で実施されますが、メリットがあるのは利用者だけではありません。

◆DiDiモビリティジャパン 花田裕二シニアマネージャー

「タクシー会社として稼働してない車、もしくは、その台数分を自家用車で稼働できるライドシェアのような副業でできるパターンなので、働き方の枠が一つ増えるので(企業・働く人)双方にとっていいと思う」

タクシー会社ごとに運行が可能な車両の台数が割り当てられますが、こちらのタクシー会社には最大5台が割り当てられました。

Q.現状どれぐらい応募が来てます?

◆福岡南国交通 野田部耕作所長

「2名ほどライドシェアドライバー希望の人間がいますし、電話で『ライドシェアしたいんですけど』という問い合わせは頂きます。現状、タクシードライバーを求人募集しても限度がある。フリーターや隙間時間で働きたい人が募集してくるのであれば、会社としては多少なりともプラスになるかなと思ってます」