実在のIT大手かたり「パソコンがウイルスに感染」 60代男性が117万円だまし取られる被害 ≪新潟≫
男性がパソコンでインターネットを見ていたところ、警告表示が出現し、マイクロソフトをかたる電話があり、口座情報をだまし取られる。
被害者は電子マネー15万円と現金約102万円の合計117万円を詐欺被害として被った。
警察はパソコン関連の詐欺に注意喚起し、被害に遭ったらすぐに警察に相談するよう呼びかけている。
自宅でパソコンを見ていた男性が、現金や電子マネー合わせて約117万円分を請求されだましとられる被害がありました。
被害にあったのは小千谷市に住む男性(60代)です。
警察によりますと5月23日、男性がパソコンでインターネットを見ていたところ、画面に警告表示が出現しIT大手のマイクロソフトをかたる番号が表示されたため電話をかけました。
男性が電話すると片言の日本語を話す外国人風の男の声で「パソコンがウイルスに感染した」「確認のためにネットバンクを教えてほしい」などと言われ、相手に口座情報を教えました。
その後「ウイルス対応ソフトの購入が必要」として15万円分の電子マネーを購入するよう指示をうけた男性は、コンビニエンスストアで電子マネーを購入しパソコン画面にそのコードを入力。
さらにその後「番号が間違っていた。後で返金するからカードを買いなおしてほしい」などと言われたことから不審に思いネット銀行の口座を確認したところ約102万円が送金されていることなどがわかりました。
男性が警察に相談し詐欺被害と判明しました。
被害額は電子マネー15万円と現金約102万円のあわせて約117万円分です。
警察は「パソコンがウイルスにかかったとしてギフト券や口座番号を求めるケースは詐欺。まずは警察に相談してほしい」と呼びかけています。