トビタテ!宇部高専生 3年生5人が文科省の留学支援制度に採択【宇部】

AI要約

宇部高専の3年生5人が文部科学省の留学生支援制度に選ばれた。

留学期間や留学先での活動内容について述べられている。

留学を通じて得られる経験や将来への期待が述べられている。

トビタテ!宇部高専生 3年生5人が文科省の留学支援制度に採択【宇部】

 宇部高専(金寺登校長)の3年生5人が、文部科学省の留学生支援制度「トビタテ!留学JAPAN」新・日本代表プログラム高校生コースの第9期に選ばれた。今年度の応募総数1566人のうち採択者数は約600人。23日に同校校長室で報告会があり、教員らの前で自ら立てた留学計画の一端を披露した。

 文科省が官民協働で取り組む留学促進キャンペーンの一環。意欲と能力のある若者が海外留学への一歩を踏み出す機運の醸成を目的に2013年度に始め、民間企業から募った寄付金で生徒・学生の留学費用をサポートする。同校からは制御情報工学科の山根誠君、経営情報学科の伊名田篤仁君、福永乃々椛さん、福村美海さん、山本美穂さんが選出された。

 審査では、面接官を前に応募者が独自に考えた留学計画をプレゼンテーション。英語力や学校での成績は問わず、合否は好奇心、熱意、独自性を重視して決定した。

 留学期間は7月10日~来年3月31日で、奨学金は返済不要。渡航費や授業料が支給され、留学先の就業体験などは生徒自身が計画を立てる。帰国後は海外体験の魅力を幅広く伝え、多様な分野で自分の道を切り開くことが期待されている。

 伊名田君は経営者の視点を持ったエンジニアになるため、起業家精神を養おうとエストニアに2週間の短期留学。滞在中は起業家に実践的な話を聞き、ワークショップへの参加や企業でのインターンシップも経験する。

 フィリピンでボランティア団体を設立するという目標を掲げている福村さんは「ストリートチルドレンを支援する現地の奉仕活動に参加し、団体の運営方法や女性リーダーとしての生き方を学びたい」と意欲を示した。