コロナ給付金詐欺 5人を最終送検 容疑で岡山南署 被害9226万円

AI要約

岡山南署が新型コロナウイルス給付金詐欺で5人を最終送検した。

5人は共謀し、約9226万円をだまし取った疑いがある。

被害額は重ねて43件に及び、被疑者らは容疑を認めている。

コロナ給付金詐欺 5人を最終送検 容疑で岡山南署 被害9226万円

 新型コロナウイルス対策の国の給付金をだまし取ったとして、岡山南署は24日、詐欺の疑いで岡山市南区、無職A男(44)、倉敷市、内装作業員B男(30)の両容疑者=いずれも同罪で公判中=ら5人を最終送検した。

 5人の最終送検容疑は共謀して2022年、新型コロナの影響で知人が休業したと偽って「感染症対応休業支援金・給付金」を申請し、知人名義の口座に約306万円を振り込ませたのをはじめ、21年9月~23年6月に同様の犯行43件を重ねた疑い。被害は計約9226万円に上るという。

 他に最終送検されたのは岐阜県、建設作業員C男(29)▽岡山市南区、自動車販売業D男(34)▽住居不定、土木作業員E男(54)の男3人=いずれも同罪で有罪確定。署によると、金は生活費や借金返済、ギャンブルに充てていた。B男は「申請者を紹介して紹介料は受け取ったが、詐欺とは思わなかった」と供述し、他の4人は容疑を認めている。