小学校敷地内にクマ/むつ

AI要約

青森県むつ市の正津川小学校にクマが現れたが、児童や教職員に被害はなく、児童は保護者に車で迎えに来てもらい下校した。

クマはグラウンドに向かって走り、鉄柵を登って姿を消してしまった。

学校周辺でパトロールが行われ、近隣住民にも注意が呼びかけられた。

小学校敷地内にクマ/むつ

 青森県むつ市などによると、21日午前8時10分ごろ、同市大畑町の正津川小学校の敷地内に子グマとみられる体長約1メートルのクマ1頭が現れた。全校児童8人と教職員に被害はなかった。

 同校によると、午前8時過ぎ、「学校の玄関付近にクマがいる」との電話があったという。校舎内へのクマの侵入を防ぐため、教職員6人が1階の全ての扉を施錠し教室のカーテンを閉めた。

 児童は同7時55分までに登校していた。体育館の脇にいるクマを見つけた教員によると、クマはグラウンドに向かって走り、鉄柵を登って姿を消したという。

 学校によると、昨年8月の夏休み中に学校近くでクマの目撃情報があったが、児童の登校日に敷地内で目撃されたのは、少なくとも2022年4月以降では初めて。児童は保護者に車で迎えに来てもらい下校した。22日の登校も保護者に送迎してもらう予定。

 学校から連絡を受けた市は近隣住民に向け、有線放送で注意を呼びかけた。市職員と警察官による学校周辺のパトロールも行った。