福島空港...台湾便「冬も継続」協議へ 県、10~3月の運航求める

AI要約

福島県は、夏ダイヤで運航する福島空港と台湾を結ぶチャーター便について、冬ダイヤも継続し、新たな旅行商品の開発に取り組む。10月31日から4日間は、台北市で開催される「台北国際観光博覧会」にブースを出展し、本県の魅力を発信する。

1月16日より運航を再開した台湾便は、約3年ぶりの運航で搭乗率は高く、観光客が県内外の観光地を訪れるツアーに参加している。観光客は主に鶴ケ城や五色沼などを楽しんでいる。

夏ダイヤ以降の運航については調整中で、県は冬ダイヤの運航継続を求めるとともに、チャーター便を定期便化するための準備を進めることを目指している。

 福島県は、10月25日まで夏ダイヤで運航する福島空港と台湾を結ぶチャーター便について、冬ダイヤも継続したチャーター便の運航や定期便化の実現に向けて台湾の航空会社タイガーエア台湾と協議を進める。新たな旅行商品の開発にも取り組む考えで、県は31日から4日間、台北市で開かれる「台北国際観光博覧会」にブースを初出展し、約30万人を見込む観光業関係者らに本県の魅力を発信する。

 県によると、1月16日に約3年ぶりに運航を開始した台湾便の利用者数(3月末時点)は6996人で、搭乗率は88・8%。観光客は県内外の観光地を巡るツアーで来日し、鶴ケ城や五色沼などを訪れたという。

 現時点で夏ダイヤ以降の運航は調整中であることから、県は10月下旬から来年3月下旬までの冬ダイヤの運航継続を求め、紅葉や雪などを楽しめる本県観光地のPRや受け入れ態勢の整備などを進める。県は「チャーター便を継続する中で定期便化できるよう調整したい」(県空港交流課)としている。