「強い雨が途切れない」…新潟県村上市で土砂崩落や避難指示
新潟県村上市で大雨に見舞われ、土砂災害の恐れがあるため837世帯1954人に避難指示が出された。
斜面の崩壊や土砂の流出が報告され、住民は避難所に避難している。
雨の影響で斜面が崩れた原因に関する憶測が広がり、住民は雨の早い沈静を願っている。
前日に続く大雨に見舞われた新潟県村上市では9月21日、土砂災害の恐れがあるとして、16町内・集落の計837世帯1954人に避難指示を出し、8カ所に避難所が設置された。
村上市内では、山沿いの住宅地や道路の周辺で斜面の一部が崩れた。村上市松山では、住宅地の裏山の斜面が高さ約3メートル、幅約10メートルにわたって崩落し、市道に土砂が流れ出した。
近くに住む松山三面区長(68)は「38年間住んできて、ここまで大きく崩れたのは初めて」と驚く。「昨日(9月20日)の夜から強い雨が途切れなかった。先週も雨で水分を多く含んでいたんじゃないか。早くやんでほしい」と、降り続く雨を見やった。