青梅警察署・青梅交通安全協会関係者、御岳山での滝行で交通安全祈願

AI要約

青梅警察署と青梅交通安全協会が御岳山で滝に打たれて交通安全を祈願する活動を行った。

参加者は滝行を体験し、交通安全を願いながら手を合わせた。

秋の全国交通安全運動では歩行者・自転車利用者の安全対策を啓発する活動が行われる。

 秋の全国交通安全運動(9月21日~30日)に合わせて、青梅警察署と青梅交通安全協会の関係者が9月14日、御岳山で滝に打たれて交通安全を祈願した。(西多摩経済新聞)

 御岳山は修験道の山。現在も修練の場として修業体験を行っている。滝行、大はらえ行法、山駆けなどを体験。喧噪(けんそう)を離れ、自然との一体感を通じて無心になれる。

 当日はケーブルカー御岳山駅前で「めざそうゼロ交通事故」の横断幕を広げ、交通安全の啓発活動を行った。その後、静山荘に到着。同荘を営む御師の橋本義明さんの指導を受け1時間かけて山道を歩き、「綾広の滝」に着いた。

 滝行に臨んだのは薫田亨交通課長、同協会の岩浪岳史会長ら女性署員4人を含む10人。橋本さんが気合を入れた後、白装束姿で次々と高さ10メートルの滝に入り、手を合わせて交通安全を祈った。

 自転車利用時のヘルメット着用をアピールするためヘルメットを着用した女性や交通教室で親しまれる腹話術人形の「ケンちゃん」も滝に打たれた。

 岩浪会長は「地域住民の皆さんはもとより、紅葉シーズンに向け訪れる多くの観光者の皆さんが交通ルールを守り、事故に遭わないよう祈願させてもらった」と話した。

 薫田交通課長は「交通安全祈願滝行は初めての取り組みで身が引き締まる思い。東京最西端の署として御岳山から交通安全を発信し、高齢者や自転車の事故防止にしっかり取り組みたい」と意気込みを見せた。

 秋の全国交通安全運動では、「反射材用品等の着用推進や安全な横断方法の実践等による歩行者の交通事故防止」「夕暮れ時以降の早めのライト点灯やハイビームの活用促進と飲酒運転等の根絶」「自転車・特定小型原動機付自転車利用時のヘルメット着用と交通ルール順守の徹底」などを掲げ、啓発活動を行っていく。