「頭おかしいんじゃねえか」公然と侮辱した罪など問われている男の裁判 検察側は懲役10カ月を求刑 札幌

AI要約

札幌市の無職男性が近隣住民を侮辱し、迷惑行為を繰り返し問題となっている。

被告は公然と侮辱し、被害者やその家族に恐怖を与えたとして検察側から懲役10カ月を求刑されている。

判決は来月3日に言い渡される。

「頭おかしいんじゃねえか」公然と侮辱した罪など問われている男の裁判 検察側は懲役10カ月を求刑 札幌

近隣住民を侮辱したり迷惑行為を繰り返し行った罪に問われている札幌市の無職の男の2回目の裁判が行われ、検察側は懲役10カ月を求刑しました。

「頭おかしいんじゃねえか。草とび出てるぞ、くそ女」

大声を上げているのは札幌市清田区の無職・片倉英智被告(56)です。起訴状などによりますと片倉被告は今年6月、近所の住人に対し路上で「頭おかしいんじゃねえかほんと」などと言い、公然と侮辱した罪などに問われています。

17日の裁判で意見陳述を行った被害者の女性は片倉被告について「私だけではなく私に関わる人までも対象に嫌がらせをしてきた。家に帰るたびに恐怖を感じていた」などと話しました。

その後裁判官から意見を求められた片倉被告は「自分のとった行動で被害者の家族が苦しんだことを初めて聞いた。二度と接触しないようにします」と話しました。

検察側は「一方的かつ執拗に被害者の名誉を害し続けた悪質な行為」だとして、片倉被告に懲役10カ月を求刑。一方、弁護側は「真摯に反省している」として執行猶予付きの判決を求めました。

判決は来月3日に言い渡されます。