新アリーナで初の有観客試合! 長崎スタジアムシティ、5227人が大声援

AI要約

長崎スタジアムシティで初の有観客スポーツイベントが行われ、5227人の観客が集まった。

開場前から長崎市や佐世保市などから多くのファンが列を作り、熱狂的な雰囲気となった。

アリーナを満喫した観客の反応も良く、運営会社が今後のイベントに期待を寄せている。

新アリーナで初の有観客試合! 長崎スタジアムシティ、5227人が大声援

 本格開業を1カ月後に控えた大型複合施設、長崎スタジアムシティ(長崎市幸町)のハピネスアリーナで14日、バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の長崎ヴェルカのプレシーズンマッチが行われた。スタジアムシティで有観客のスポーツイベントが開かれるのは初。発売当日にチケットが完売する人気で5227人の観客が真新しいアリーナで大声援を送った。

 スタジアムシティが開門される午前10時には北側の入場口に約60人が並んだ。さらにアリーナ開場の同11時半には約2千人が列を作り、手荷物検査の後、スマートフォンのQRコードをかざして次々と入場した。同9時ごろから開門を待った佐世保市の50代女性会社員は「朝7時半の高速バスで佐世保から来た。この日が待ち遠しかった」と声を弾ませた。

 長崎スタジアムシティは、ジャパネットホールディングス(佐世保市)がJR長崎駅(長崎市尾上町)に近い工場跡地約7・5ヘクタールを開発。アリーナのほか、サッカーJ2、V・ファーレン長崎のホームスタジアム「ピーススタジアム」やホテル、県内最大級のオフィスビル、商業施設がある。グランドオープンは10月14日。

 交通混雑も懸念されたが、目立った渋滞や混乱はなかった。スタジアムシティを運営するリージョナルクリエーション長崎(長崎市)の岩下英樹社長はアリーナを後にする観客を見送りながら「ファンの皆さんの声援に元気をもらえた。開幕戦(10月4日)はもっと完成度を上げてお迎えしたい」と語った。

 試合は長崎ヴェルカが昨シーズンのチャンピオンシップ準優勝の琉球に78-79で惜敗した。