金沢・兼六園下にHOTEL AO KANAZAWA 築60年のビル改修

AI要約

ホテル「HOTEL AO KANAZAWA」が兼六園下交差点にオープンした。

改修された既存の建築デザインを残し、15室の客室や2つのレストランを備える。

レストランでは北陸の食材を使った料理や地酒を楽しめる。

金沢・兼六園下にHOTEL AO KANAZAWA 築60年のビル改修

 ホテル「HOTEL AO KANAZAWA」(金沢市兼六元町)が10月1日、兼六園下交差点にオープンする。(金沢経済新聞)

 1966(昭和41)年に「北陸会館」として建設され地域のランドマークにもなっていたタイル張りのビルを改修してオープンした同館。地上6階・地下1階建て。改修は「西松建設」(東京都港区)が行い、外観や館内のタイル床、階段や梁(はり)などに既存の建築デザインを残した。運営は「フォンス」(長野県軽井沢町)。同社のホテルブランド「HOTEL AO」にちなみ、館内や客室の一部の壁はさまざまなニュアンスの青色で統一する。現在は客室の一部と2つのレストランが先行営業している。

 客室は、「青スイート」(1泊1室5万円~)や「スタンダード」(同3万円~)、金沢城の石川門に臨む「兼六スイート」(同6万円~)、琉球畳を採用した「タタミ」(同2万円~)など15室。チェックイン15時~、チェックアウト11時(スイートルーム宿泊客は12時)。

 レストランのうち、「食処(どころ) 金沢 酢重(すじゅう)」は、1階に客席26席、地下に43席を設ける。店内で精米し銅釜で炊いたご飯や発酵室で作る漬物を北陸の魚や伝統野菜と合わせて提供する。メニューは、モーニングメニュー「和朝食」(3,300円)やランチメニュー「地魚の海鮮丼」(3,080円)、「能登豚肩ロース生姜(しょうが)焼き」の定食セット(2,200円)など。北陸3県の地酒を多数そろえるほか、加賀棒茶や金澤柚子(ゆず)蜜を使ったハイボールやサワーなどドリンクメニューも充実させた。営業時間は、モーニング=7時~9時30分、ランチ=11時~16時、ディナー=16時~21時。ディナータイムの営業開始は10月1日。

 「金沢 鮨(すし) 松の下」は2階にカウンター10席を設ける。「食べ放題コース」(1万3,200円)と「小袖寿司(ずし)2貫+お好み8貫コース」(7,700円)を提供する。営業時間は、ランチ=11時~14時(最終入店)、ディナー=17時~21時(同)。

 同社広報担当者の福井健太郎さんは「ホテルやレストランから兼六園や石川門が見える距離感が自慢。レストランと屋上は一般にも開放しているので、四季折々の食と景色を楽しんでもらえれば」と話す。