【独自】大阪IR工事 万博期間中も実施の方針

AI要約

大阪市でカジノを含むIR=統合型リゾートの運営を目指す「大阪IR株式会社」は、2025年4月に開幕予定の大阪・関西万博期間中も工事を実施する方針。

IR工事は万博開催と並行して行われる予定で、懸念も提起されている。

撤退権を放棄し、2030年秋に日本初のIRが開業する見通し。

【独自】大阪IR工事 万博期間中も実施の方針

大阪市でカジノを含むIR=統合型リゾートの運営を目指すオリックスや日本MGMリゾーツなどが出資する「大阪IR株式会社」は、2025年4月に開幕予定の大阪・関西万博期間中もIRの工事を実施する方針であることがテレビ大阪の取材でわかりました。

IRの建設工事をめぐっては、万博を監督・統括する博覧会国際事務局のケルケンツェス事務局長や日本国際博覧会協会の十倉雅和会長から騒音や景観などへの懸念が示されていました。

IR工事に関しては、2024年夏ごろから夢洲で準備工事などが行われています。IR事業者は2025年春ごろからインフラなどの本格工事を行い、この工事は万博開催と並行して行われる予定です。

また、10日には国と大阪府市、万博協会が万博開催期間中のIR工事について協議をする方針で、その内容をうけ、博覧会国際事務局(BIE)としても10月ごろに万博開催期間中のIR工事を承認する方針だということです。

IRに関しては、大阪IR株式会社が違約金なしで事業から撤退できる「撤退権」を放棄する方針であることが関係者への取材でわかり、日本初のIRが2030年秋にも開業することがほぼ確実となっています。10日にも事業者が「撤退権」などについて発表を行う見通しです。