柔道リオ五輪金の田知本遥さん、子ども交流プロジェクト立ち上げ

AI要約

田知本遥さんが高岡で柔道教室を開催するプロジェクトを始動。

子どもたちとの交流を通じて柔道を通しての成長を促進。

将来は社会人向けにも活躍できる「デュアルキャリア」チームの設立も構想。

柔道リオ五輪金の田知本遥さん、子ども交流プロジェクト立ち上げ

7日に高岡で柔道教室

 2016年リオデジャネイロ五輪の柔道女子70キロ級で金メダルを獲得した田知本遥さん(34)=富山県射水市出身=が、塩谷建設(高岡市石瀬)と協力し、柔道を通じて子どもたちと交流するプロジェクトをスタートさせる。7日、県内と台湾の小中学生を招いた国際親善柔道教室を同社の正気館で開く。

 6日、同社で記者会見を開いて発表した。7日の教室を手始めに、柔道を通して「子どもたちの居場所づくり」に取り組むという。このほか、社会人向けに将来、アスリートとして活躍しながら働く「デュアルキャリア」のチームを設立することも構想している。

 田知本さんは17年に現役を引退し、講演活動などを行ってきた。古里富山の子どもたちに、「勝ち」だけでなく、競技を通して得られる経験や人のつながりなどの「価値」を伝えたいとの思いから、親交のあった同社のサポートを得てプロジェクトを立ち上げた。

 プロジェクト名は「TREASURE THE CIRCLE of PROJECT」で、田知本さんがロゴマークのデザインを考案した。国籍や肌の色、文化の違いを超えた輪をイメージし、色や形が異なるイラストを組み合わせた。活動ではロゴマーク入りの柔道着を使用する。

 田知本さんは、プロジェクト名にちなみ「宝の輪をつないでいくような活動をしたい」と語った。同社の塩谷洋平社長が同席した。