「震災後の復興と共通点」舞台『フラガール’24』上演へ 福島市出身俳優・安孫子宏輔さんインタビュー

AI要約

福島県いわき市で上演される映画「フラガール」の舞台にかける俳優・安孫子宏輔さんの意気込み。

映画「フラガール」の脚本を演出した羽原大介さんによる舞台が10月にいわき市や東京で上演される。

炭鉱とハワイアンセンターの誕生を描く舞台に、福島市出身の俳優や地元出身者が出演し、震災からの復興と共通点を感じさせるストーリーが展開される。

安孫子宏輔さんをはじめ、福島県出身者が多数出演し、福島弁指導にも関わる。舞台のストーリーは震災後の復興をテーマに据えている。

福島市出身の安孫子さん、なすびさん、久留飛さんら福島東高校卒業生が共演する舞台「フラガール’24」は、10月にいわき市で上演予定。

常磐炭鉱と福島のつながりを持つ舞台「フラガール’24」は、いわき市のアリオスでの公演を控え、福島の皆さんに向けて魅力を伝える準備が進行中。

「震災後の復興と共通点」舞台『フラガール’24』上演へ 福島市出身俳優・安孫子宏輔さんインタビュー

スパリゾートハワイアンズのダンシングチームの誕生を描いた映画「フラガール」。その舞台が今年10月、福島県いわき市で上演されます。出演する福島市出身の俳優・安孫子宏輔(あびこ・こうすけ)さんに、舞台にかける意気込みを聞きました。

昭和40年前後、時代の荒波にもまれる常磐炭鉱と、常磐ハワイアンセンター、いまのスパリゾートハワイアンズの誕生を描いた「フラガール」。映画の脚本を担当した羽原大介(はばら・だいすけ)さんが演出、脚本の舞台が10月、いわき市や東京で上演されます。

炭鉱夫役として去年の舞台から出演している俳優の安孫子宏輔さんは福島市の出身です。

安孫子さん「あのフラガールに出ること自体も嬉しいですし、それがやっぱり地元福島で開催される見てもらえるっていうのはすごく嬉しいです」

■震災からの復興重なる炭鉱の物語

この舞台には、安孫子さんをはじめ、なすびさん、いま南相馬市小高区を拠点に活動する久留飛雄己(くるび・ゆうき)さんなど、5人の県内出身者が出演します。

安孫子さん「誰が方言指導とか決まっているわけじゃないんですけど、去年はやっぱり僕となすびさんと久留飛さんとかが、福島弁がわからないという女優さんに、こうだよって言って、福島弁がリスペクトされる貴重な瞬間でしたね(笑)」

そうしてつくりあげられた舞台。常磐炭鉱のストーリーは、震災後の復興が重なったと安孫子さんは話します。

安孫子さん「当時も自分たちの生活がなくなる、自分たちはどうしようもない、石炭から石油エネルギーの革命があってというところで、でも地元のために頑張るっていう、すごい共通点があって、たくさんの方に届くんじゃないかと思っています。」

安孫子さん「フラガール’24は、10月26、27日、いわき市のアリオスで上演されます福島の皆さんぜひ見に来てください」

安孫子さんとなすびさん、そして久留飛さんはいずれも福島市出身で、福島東高校卒業生という縁があったそうです。いわき公演のチケットは、アリオスのウェブサイトやチケットセンターで発売中です。