豪雨でアンダーパス冠水、車両が水没、立ち往生…警察官3人が肩まで水に浸かりながら運転手を救出 交番研修中の初任科生も奮闘「怖い気持ちもあったが、お2人の背中を見て…」

AI要約

島根県東部を襲った豪雨で、JR山陰線の下をくぐる道路が冠水し、車から男性を救出した3人の警察官が表彰された。

3人は出雲市内の冠水したアンダーパスで60代の男性を水に浸かりながら救助し、県警本部長から表彰状とメダルを受け取った。

警察学校生である武部巡査も「怖いという気持ちもあったが、指導員の背中を見て行動した」と語った。

豪雨でアンダーパス冠水、車両が水没、立ち往生…警察官3人が肩まで水に浸かりながら運転手を救出 交番研修中の初任科生も奮闘「怖い気持ちもあったが、お2人の背中を見て…」

今年7月に島根県東部を襲った豪雨で、JR山陰線の下をくぐる出雲市内の道路が冠水する中、立ち往生していた車から男性を無事救出した近くの交番の警察官3人が、4日、島根県警本部長の表彰を受けました。

本部長表彰を受けたのは、出雲警察署斐川交番の妹尾育佳巡査部長と、横山陽一巡査長、そして交番で研修中だった警察学校初任科生の武部僚巡査です。

3人は、7月9日午後1時半頃、大雨洪水警報が発令されパトロールする中、出雲市内の冠水したアンダーパスで立ち往生していた軽乗用車から、運転手の60代男性を肩まで水に浸かりながら連携して救助しました。

3人は4日、松江市の県警本部で丸山直紀本部長から表彰状と記念のメダルを受け取りました。

交番での実地研修2日目だったという警察学校生の武部巡査は…

武部僚 巡査

「まさか自分がこういった災害現場を経験すると思っていなかったので。最初は怖いという気持ちもあったんですけども、指導員のお2人の背中を見て、自分の出来ることをやろうと」

丸山本部長は、「厳しい状況下で頑張って頂きました。自分たちの事故防止も図りつつ、地域住民のためになされた行為で素晴らしい」とねぎらっていました。