熱海の駐車場不足解消に「シェアリング」 熱海ガス、週末33区画貸し出し

AI要約

駐車場シェアリングサービス「特P」が熱海市で本格的に始まる

個人や事業者が遊休駐車場を貸し出すシステムで、観光客の増加に備えて導入された

熱海ガスが「特P」に駐車場を登録し、貸し出しを開始。駐車場不足解消に期待

熱海の駐車場不足解消に「シェアリング」 熱海ガス、週末33区画貸し出し

 駐車場シェアリングサービス「特P(とくぴー)」を活用した駐車場の貸し出しが8月23日、熱海ガス(熱海市春日町)で本格的に始まった。(熱海経済新聞)

 「特P」は、個人や事業者が自前の遊休駐車場を時間貸しするシェアサービスで、カーシェア事業などを手がける「アースカー」(東京都千代田区)が運営する。利用できる駐車場の検索や予約は「特P」のホームページやアプリで行ってもらう仕組み。観光客の増加による駐車場不足を課題に抱える熱海市で7月、商工会議所などを通して市内事業者に「特P」への駐車場登録を呼びかけた。

 熱海ガスは、週末には使わない従業員・来客用の駐車場数台分の区画を7月後半からトライアルで「特P」に登録。貸し出しを始めたところ、当初の想定以上の利用があった。8月23日から登録区画数を33台分に増やし、貸し出しを本格的にスタートした。

 アースカーの黒岩智さんは「花火大会や観光シーズンはまだ駐車場が不足している。個人法人問わず、空いている時間だけでも貸し出しに応じてもらえれば。駐車場不足で起こる渋滞の緩和にも期待したい」と話す。