台風10号が広島の台所事情にも影響

AI要約

広島県内の食品スーパーで九州地方を直撃した台風10号の影響による野菜不足が続いている。

広島市内のスーパーマーケットでは九州産の鮮魚が不足し、他の産地や冷凍品で代替している。

広島市中央卸売市場では野菜の入荷量が減少し、卸売価格に影響が出ている。

台風10号が広島の台所事情にも影響

九州地方を直撃した台風10号の影響で、広島県内の食品スーパーでは野菜などが不足する状態が続いています。

広島市内のスーパーマーケット「たかもり」では、普段は九州で獲れた鮮魚が多く並ぶ売り場も、他の産地のものや冷凍品で代替していました。

「たかもり」の伊木英人副社長は「九州産が全然入ってきていないので、冷凍を解凍したものとかで売り場を埋めている」と話します。

また野菜売り場では、ホウレンソウや小松菜、ニラなどの葉物野菜に加え、宮崎県が産地のピーマンも台風などの影響で入荷できない状態が続いているといいます。

広島市中央卸売市場では、卸業者が神妙な面持ちで話す姿が見られました。

大分県のビニールハウスで栽培していたネギが水浸しになり、入荷量が通常の6分の1程度になっているということです。

広印広島青果の坂田博文取締役は、「入荷量が減ると卸売価格に影響が出る。先週と比べると2割くらい高い。

オクラやゴーヤ、ピーマンは九州がメインの産地だから今後も影響が出ると思う」と話しています。

【2024年9月2日放送】