台風10号サンサンは熱帯低気圧へ 引き続き土砂災害に警戒を
台風10号が熱帯低気圧に変化し、東海道沖を北西に進む状況で、太平洋側では激しい雨と雷に注意が必要。
西日本や東日本では大気が不安定で激しい雨や大雨が予想され、土砂災害や強風に警戒が必要。
東日本では強風が吹き、土砂災害や落雷に備える必要がある。
台風10号は1日正午に熱帯低気圧に変わり、東海道沖をゆっくりとした速さで北西へ進んでいます。東日本太平洋側では、熱帯低気圧周辺の雨雲や、太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気の流れ込みにより、大気の状態が非常に不安定となっており、雷を伴った激しい雨の降っている所があります。(9月1日15時37分 気象庁発表)
【台風第10号(サンサン)】 9月1日12時45分発表
01日12時の実況
種別 熱帯低気圧
存在地域 東海道沖
進行方向、速さ 北西 ゆっくり
中心気圧 1000 hPa
[雨の予想]
西日本や東日本では2日にかけて大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。1日18時~2日18時までに予想される24時間降水量は多い所で
関東甲信地方 100ミリ
東海地方 150ミリ
北陸地方 80ミリ
近畿地方 120ミリ
[風の予想]
東日本では2日にかけて、強い風が吹く所がある見込みです。1日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は
東海地方 16メートル(25メートル)
[防災事項]
西日本と東日本では、これまでに降った記録的な大雨により、地盤が緩んでおり、土砂災害の危険度が高まっている所があります。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。 強風や高波、高潮にも注意してください。