清水駅前銀座商店街で浸水被害 従業員ら「2年前の台風以来」【台風10号】

AI要約

静岡県内で台風10号の影響で店舗が浸水被害を受ける。

清水駅前銀座商店街では4店舗で水が店内に入り込み、従業員が対応に追われる。

大雨に備え、店舗では水対策が行われている。

清水駅前銀座商店街で浸水被害 従業員ら「2年前の台風以来」【台風10号】

 台風10号の接近に伴い雨が降り続いた静岡県内は31日、店舗の浸水被害があった。

 静岡市清水区の清水駅前銀座商店街では午後4時ごろから排水溝の水があふれ、各店舗が対応に追われた。少なくとも4店舗で店内まで水が入り込み、従業員らが外にかき出す作業を行った。

 浸水した複数の店舗では水が深さ2センチほど、店の奥行き数メートルまで入ったという。水は午後5時ごろから引き始め、従業員らは「浸水は2年前の台風15号以来。当時よりはまし」と汗を拭いながら作業に当たった。複数の店主は「清水港の満潮と重なって排水が間に合わなくなったのだろう」と話した。

 今後の大雨に備え、おもちゃ屋を営む男性(71)は「向かいのお店に倣った」と、ゴミ袋に水を入れて土のう代わりに店の前に並べた。他の店舗でも、シャッターにビニールを貼るなどして浸水を防ごうとする様子が見られた。

 近隣では、同区銀座の巴川沿いにあり、周辺より低くなっている住宅や居酒屋では同時間帯に大人のひざ丈程度まで浸水。出入り口から水が入り、開店前にかき出した店舗もあった。