三重の有効求人倍率1年8カ月ぶりに前月上回る 宿泊業や製造業で求人増加

AI要約

7月の三重県内の有効求人倍率が前月を上回り、1年8カ月ぶりになりました。

県内の求人倍率は全国平均を下回っており、新規求人数は増加傾向にあります。

人手不足が続く中、企業の収益が圧迫される状況で、改善の動きには弱さが見られるという。

三重の有効求人倍率1年8カ月ぶりに前月上回る 宿泊業や製造業で求人増加

 7月の三重県内における有効求人倍率は前の月から0.01ポイント上がり、1年8カ月ぶりに前の月を上回りました。

 三重労働局によりますと、7月の県内の有効求人倍率(季節調整値)は前の月を0.01ポイント上回る1.16倍となましたが、全国の平均倍率1.24倍を0.08ポイント下回りました。

 また、7月の新規求人数(原数値)は10,615人で前年の同月より132人増え、3カ月ぶりの増加となりました。

 特に宿泊業や製造業、医療福祉などで増加となりましたが、相変わらず続く物価高や原材料の価格高騰により企業の収益を圧迫している現状があり、三重労働局では人手不足が続くものの雇用に余裕がない事業者が多いとみています。

 県内の雇用情勢について三重労働局は「求人が求職を上回って推移しているものの、求人の動きには足踏みが見られ改善の動きに弱さが見られる」としています。