【台風10号】ゆっくり近畿へ向かう 接近前に各地で被害 医療的ケア必要な子供ら早めに避難

AI要約

台風10号が近畿地方へ向かう中、各地で被害が出ている。29日には徳島県で80代の男性が土砂崩れで死亡し、神奈川県でも緊急安全確保が出されるなど被害が発生。

九州地方でも冠水などの被害が相次いでおり、道路が冠水して住宅が孤立するなど深刻な状況に。

FNNのまとめでは、5人が死亡、91人がけが、2人が行方不明となっている。

【台風10号】ゆっくり近畿へ向かう 接近前に各地で被害 医療的ケア必要な子供ら早めに避難

ゆっくりと、近畿地方へと向かっている台風10号。早くも各地で被害が出ていて、警戒が必要です。

徒歩並みのスピードという「ノロノロ台風」となっている台風10号。近畿には今週末、最も接近するとみられます。

最接近の前にもかかわらず被害も。徳島県上板町で29日、住宅の屋根と天井が崩落し、80代の男性1人が死亡しました。

【記者リポート】「徳島県上板町です。あちら台風の影響でしょうか、屋根と天井が完全に崩れてしまっています」

徳島県では29日午後、線状降水帯が発生しました。

【記者リポート 29日午後7時前】「JR徳島駅前です。さきほどから急にかなり強い雨が降り始めました」

また30日午前、神奈川県では、二宮町に一時、緊急安全確保が出されるなど被害も出ています。

神奈川・伊勢原市の新善波トンネルでは、大雨の影響で土砂崩れが発生し、乗用車2台が土砂に巻き込まれました。当時、車2台に3人が乗っていましたが、けがはありませんでした。

一方、29日~30日にかけて台風10号が横断した九州地方でも冠水などが相次ぎました。

【記者リポート 大分県別府市 29日午前】「別府市の県道11号、別府ロープウェイに向かう道路はあのように水があふれて滝のようになっています」

【記者リポート 大分県由布市 29日】「この先、道路が冠水してしまっています。もともとは道路があった場所です。両サイドは田んぼです。完全に稲が水の中に沈んでいます。バスが水に埋もれてしまっていますね」

宮崎県では…。

【田中良幸リポーター 宮崎県延岡市 29日午後】「住宅の間の部分の道路が、相当広い範囲で冠水していますね。あ、人がいる。大丈夫ですか?」

道路が冠水して、住宅が孤立。

【田中良幸リポーター】「みなさんおけがとかないですか?」

【住民】「大丈夫です」

【田中良幸リポーター】「何時ぐらいからこの状況なんですか?」

【住民】「お昼くらいからですね。どうにもできないですね」

FNNのまとめでは、これまでに5人が死亡、91人がけが、2人が行方不明となっています。