薩摩川内市で集落が一時孤立 倒木撤去で孤立解消も停電続く 鹿児島県

AI要約

台風10号に伴う倒木で道路が塞がれ、鹿児島県薩摩川内市の2つの集落が一時、孤立する事態となりました。

市は住民の健康状態を確認し、支援物資を届け、孤立状態を解消するための作業を行いました。

住民は道路が開通して車が通れるようになったものの、停電が続く中で不安を感じています。

薩摩川内市で集落が一時孤立 倒木撤去で孤立解消も停電続く 鹿児島県

 台風10号に伴う倒木で道路が塞がれ、鹿児島県薩摩川内市の2つの集落が一時、孤立しました。

 薩摩川内市によりますと、東郷町で29日、台風の影響でおよそ10本の木が倒れ市道を塞ぎました。これにより、藤川地区の本俣集落と榎段集落の22世帯28人が孤立。倒木で電線が切断され、停電が続く中で一夜を明かすことを余儀なくされました。

 市は29日夜から住民の健康状態を確認するとともに支援物資を届けていて、30日は住民から要望のあった非常用食料と飲料水が集落へ届けられました。

 集落につながる市道では、30日午前から九州電力が切れた電線の安全確認などをした後、業者が倒木の撤去を開始し、正午すぎに孤立状態は解消されました。

■本俣自治会の久保力・会長■

「安心した。市の素早い対応が本当にありがたい」

■住民■

「道路がつながって車が通れるから安心感はあるけど、停電が一つの悩み」

 市によりますと、住民の健康状態に問題はないということです。