山口にサウナ施設「ヴィエハッタヴァ」 20代夫婦が運営、カフェも併設

AI要約

山口市徳地にあるサウナ施設「VIEHÄttÄVÄ」がリニューアルオープンして3カ月が経過。

オーナーは山口出身の河上敦さんで、フィンランド語で「趣」を意味する名前の施設を運営。

サウナ小屋やカフェスペースを新設し、自然の中でリラックスできる空間を提供。

山口にサウナ施設「ヴィエハッタヴァ」 20代夫婦が運営、カフェも併設

 山口・徳地のサウナ施設「VIEHÄttÄVÄ(ヴィエハッタヴァ)」(山口市徳地野谷)がリニューアルオープンして3カ月がたつ。リニューアルオープン日は6月1日。(山口宇部経済新聞)

 オーナーは山口市出身の河上敦さんで、妻の成美さんと2人で切り盛りする。河上さんは2021年に、山口市地域おこし協力隊の着任をきっかけに約20年ぶりにUターン。着任後は、徳地の体験交流公園施設「重源の郷」の情報発信や広報、サウナ事業に取り組んだ。

 会社員時代からサウナが好きという河上さん。自然の中でサウナに入れる場所を作りたいと活動を始め、任期中にテントサウナの体験事業「をかしなトビかた」を始めた。今回のリニューアルオープンでは、フィンランドでの現地視察を経て、サウナ小屋とカフェスペースを新設した。

 河上さんは「『ヴィエハッタヴァ』はフィンランド語で『趣』という意味。手付かずの自然が残り、日本の良い所を感じられる徳地を体感できるサウナ施設にしたいと思ってつけた。リニューアルオープンにはクラウドファンディングを活用し、支援額が想定よりも上回った。応援されていることを再確認した」と話す。

 同施設には、サウナ小屋「VIEsauna」とテントサウナ(MORZH)の2つを備える。利用は、平日=3時間、土曜・日曜・祝日=2時間の時間制で貸し切る。料金は、最大4人までで「VIEsauna」は20,000円、テントサウナは15,000円。事前予約が必要。フェイスタオルやサウナハットは無料で貸し出す。

 河上さんは「サウナ小屋の椅子は、寝そべって利用できるよう広めに設計し、サウナに入った後の水風呂、外気浴までの動線にもこだわった。すぐ近くを流れる滑川にも入ることができる」と話す。

 併設するカフェでは、「長州鶏のスパイスカレー」(1,200円)、「スパイスカレーのホットサンド」(800円)、「米粉で作ったキャロットケーキ」(500円)などを提供する。ドリンクは「自家製コーラ」「自家製ジンジャエール」(以上600円)、「カワラケツメイ茶ラテ」(500円)など。カフェ利用のみも可能。

 オープンから3カ月がたつ。河上さんは「自然の中で入れるサウナは山口にあまりないので喜ばれている。徳地の観光地や施設などに足を運ぶきっかけにもなればうれしい。人が集う場所にしていきたい」と笑顔を見せる。

 サウナの営業時間は、平日=11時~17時30分、土曜・日曜・祝日=10時30分~20時。カフェの営業時間は11時~16時。