「長岡花火」会場近くの道の駅で長時間駐車が横行、大会初日の朝から満車、キャンピングカー制限も効果なく

AI要約

道の駅「ながおか花火館」で行われた長岡まつり大花火大会に参加者が朝から駐車し、長時間駐車が続いたため施設利用者が入れない状況となった。

花火館は駐車スペースを約300台分用意していたが、最も近い観覧席までの距離が30分ほどかかり、2日午前7時ごろには駐車待ちの車列が伸びた。

長時間駐車を抑制するために施設側が対策を講じたが、有効な方法は見つからず、今後も課題が残る見通し。

「長岡花火」会場近くの道の駅で長時間駐車が横行、大会初日の朝から満車、キャンピングカー制限も効果なく

 新潟県長岡市で8月2、3日に行われた長岡まつり大花火大会。花火会場にほど近い長岡市喜多町の道の駅「ながおか花火館」では、初日の朝から駐車場がほぼ満車となり、長時間駐車が続いて施設の利用者が入れない状況となった。花火大会の観覧者が朝から駐車したとみられる。道の駅は24時間利用可能な休憩施設である性質上、長時間駐車を強制的にやめさせることはできない。施設は、車中泊目的の利用が多いキャンピングカーの駐車台数を限定する対策を講じたが、効果はほとんどなかった。

 花火館には約300台の駐車スペースがあり、最も近い観覧席へは歩いて30分ほど。2日午前7時ごろには、ほぼ満車となり、敷地外にも駐車待ちの車列が最長約400メートル伸びた。

 花火館は2023年、2時間以内の利用を呼びかける紙を配るなどしたが、長時間駐車を抑制できなかった。24年はキャンピングカーなどの大型車専用エリアを約50台分設け、2日午前9時から入場台数を限定した。しかし、1日の夜から車中泊する人も多く、有効な手だてにはならなかった。

 兵庫県三田市からキャンピングカーで花火を見に来た会社員の50代男性は「無料だと止めやすいので、昨年に続きここに泊まろうと思い利用した」と話し、花火大会までの時間調整をしていた。

 武士俣一樹駅長(37)は「有料化や利用制限を設けるのは難しい。他の人のことも考えて利用してほしい」と呼びかけた。