【台風情報/雨・風シミュレーションも】台風10号 強い勢力で日本列島直撃の可能性 来週近畿・東海地方を直撃か 東北・北海道に進む可能性も 週末は台風への備えを 備えのポイントは?（24日午後0時45分気象庁発表）
台風10号「サンサン」は、現在小笠原近海を北上中で、勢力を強めつつ北上する予報です。
過去の大きな被害を出した2019年の「東日本台風」と似た勢力・コースをたどる可能性があります。
JR西日本は台風10号接近に備え、新幹線や在来線での計画運休の可能性があることを発表しています。
台風10号「サンサン」は、24日正午には小笠原近海の北緯20度35分、東経141度30分にあって、1時間におよそ20キロの速さで北へ進んでいます。中心の気圧は980hPa、中心付近の最大風速は35m/s、最大瞬間風速は50m/sで、中心から半径55キロ以内では風速25m/s以上の暴風となっています。（24日午後0時45分時点の情報です）
この台風10号は来週にも、日本列島を直撃する可能性が高くなっています。
台風は今後、勢力を強めながら北上し、27日（火）ごろ、非常に強い勢力に発達。27日午前9時の中心気圧は950hPa、最大風速は45m/s、最大瞬間風速は60m/sが予想されています。進路予想図の中心を通った場合、28日（水）ごろ、関西・東海地方を中心に、本州を直撃する可能性が高まっています。28日午前9時は、中心気圧955hPa、最大風速40m/s、最大瞬間風速60m/sが見込まれています。
■24日（土）の風雨シミュレーションは
25日（日）風雨のシミュレーションは
■26日（月）風雨のシミュレーションは
■過去大きな被害を出した2019年「東日本台風」と似た勢力・コースに
2019年（令和元年）10月6日に発生した台風19号は、大型で強い勢力で伊豆半島に上陸。その後関東地方を通過し、13日に日本の東で温帯低気圧に変わりました。この台風19号の接近・通過により、広い範囲で大雨・暴風・高波に。神奈川県箱根では総降水量が1000ミリに達し、17地点で500ミリを超えるなど記録的な大雨となりました。気象庁は1都12県に大雨特別警報を発表し、最大級の警戒を呼びかけました。JNNのまとめでは、全国で100人以上が死亡するなど、大きな被害が出ました。
■JR新幹線・在来線 計画運休に可能性も
JR西日本は23日、台風10号接近に伴う計画運休の可能性を発表しました。台風の進路・勢力によっては、27日（火）～28日（水）に、山陽新幹線や在来線で計画運休、長時間の運転見合わせの可能性があります。JRは台風情報、列車の運行情報に注意するよう呼びかけています。
