日本人は体操好き? まもなく100歳、ラジオ体操考える催し 全国に700超の「ご当地体操」も

AI要約

誕生からまもなく100年を迎えるラジオ体操について考える講演会とワークショップが19日夜、京都市中京区のおもちゃ映画ミュージアムで開かれた。

崎田嘉寛・北海道大准教授が講師を務め、ラジオ体操の歴史や日本人にとっての重要性について説明した。

参加者らは初代と2代目のラジオ体操の動作を体験し、過去の動きや普及の背景に触れながら新しい体操に挑戦した。

日本人は体操好き? まもなく100歳、ラジオ体操考える催し 全国に700超の「ご当地体操」も

 誕生からまもなく100年を迎えるラジオ体操について考える講演会とワークショップが19日夜、京都市中京区のおもちゃ映画ミュージアムで開かれた。参加者が実際に体を動かし、歴代の体操に親しんだ。

 1928年に生まれた「初代ラジオ体操」の動作を映像資料から再現した崎田嘉寛・北海道大准教授が講師を務めた。崎田さんは、現在全国に775もの「ご当地体操」があるなど日本人にとって体操が身近な運動として親しまれる背景にラジオ体操があることを説明。「音楽に合わせて体を動かすのは日本特有で人々に好まれた。宝塚歌劇の演目になるなど社会的な認知も広がっていった」と解説した。

 その後のワークショップで、参加者らは第2次世界大戦後に連合国軍総司令部(GHQ)により禁止された初代と、動作の難解さから普及せず1年余りで放送が終了した2代目について一つずつの動作を体験。インストラクターにこつを教わりながら、現在の体操にはない舟こぎのようなダイナミックな動きにも挑戦していた。