天草市にコウノトリ飛来 姉妹仲良く餌ついばむ
16日、天草市倉岳町でコウノトリ2羽の飛来が確認され、地域で珍しい出来事として報じられた。
倉岳町での発見者は喜び、2羽は福井県で生まれた姉妹であることが判明した。
県内他の地域でもコウノトリの飛来が確認され、注目を集めている。
天草市倉岳町で16日、国特別天然記念物のコウノトリ2羽の飛来が確認された。日本野鳥の会熊本県支部によると、天草地域での確認は珍しいという。
倉岳町棚底の農業の男性(55)が午前8時ごろ、同町浦の水田を見回りに来たところ2羽を発見。サギの倍ほどの大きさがあり驚くとともに、「幸運をもたらしてくれるのでは」と喜んだという。
「兵庫県立コウノトリの郷公園」によると、個体識別用の足環[わ]から2羽はいずれも福井県小浜市で今年3月31日に生まれた姉妹で「宮[みや]ちゃん」と「敷[にゅう]ちゃん」。16日夕には倉岳町の水田で仲良く餌をついばむ姿が見られた。
野鳥の会県支部によると県内では今年、阿蘇地域でも飛来確認の情報が入っている。(福井一基)