《8月21日は福島県民の日》国の重要文化財「天鏡閣」も無料開放 111の公共施設で特別な日を満喫 

AI要約

福島県民の日の由来として、福島県が誕生した明治9年8月21日の合併が挙げられる。

福島県民の日を記念して、福島県内の111の施設が無料開放され、親子連れや地元の人々が特別な日を楽しんでいる。

一方、一部の県民は福島県民の日の認知度が低く、日付を誤解するケースもある。

《8月21日は福島県民の日》国の重要文化財「天鏡閣」も無料開放 111の公共施設で特別な日を満喫 

きょう8月21日は、福島県民の日。ふるさとへの理解を深めてもらおうと、1997年に条例が制定された。なぜ8月21日かと言うと…。

明治9年の8月21日、今の中通りの「旧福島県」、浜取りの「磐前県」、会津の「若松県」の3つの県が合併。今の福島県とほぼ同じ姿が誕生したからだ。それを記念し、無料開放の対象になっているのが、国指定の重要文化財など111の施設だ。

福島テレビ・佐藤弘崇記者:「自然に囲まれたこの場所は、暑い中でも涼しさが感じられます。今年も天鏡閣では恒例の無料開放が行われています」

明治時代に皇族の別荘として建てられた国指定の重要文化財、猪苗代町の「天鏡閣」。ふだんは一般で370円の入館料がかかるが、「県民の日」は無料開放に。喜多方市から親子が訪れ、ドレスの試着を有料で体験するなど“特別な日”を満喫していた。

訪れた人が「後ろがひらひらで長くて、ウエディングドレスみたいで可愛くて」と話すと、その母親は「お花もお揃いのつけてもらって娘の花嫁姿も想像できて・・・地元にいてもなかなか足を運ばない施設なので(無料開放は)いいと思います」と話した。

一方、県内の111ヵ所の公共施設で無料開放が行われた“福島県民の日”だが…。

県民は「(きょう何の日かご存じですか?)分からないです。こういう(駅前)見やすい所に何かそういう(告知)があったら『え~』と思います」「あれ、きょう21日。23日じゃなかったっけ、福島県民の日って。違うんですか、きょうなんですか!」と話し、認知度は今一つだった。