「見沼通船堀」 開閉実演/埼玉県

AI要約

さいたま市の国指定史跡、見沼通船堀で、水門の開閉が実演されました。水位を調節して舟を通すために、江戸時代に造られた人工の水路です。

見沼代用水と芝川を結ぶ水路で、芝川の水位が低いため、水門を開閉して舟を通していました。

実演では、水門の開閉作業が再現され、水位の変化や舟の通行が観察されました。

 さいたま市の国指定史跡、見沼通船堀で、水位を調節して舟を通すための、水門の開閉が実演されました。

 開始見沼通船堀は、今からおよそ290年前の江戸時代に作られた人工の水路です。

 米や農作物を運ぶために造られた見沼代用水と、かつての江戸につながる芝川を結んでいます。

 芝川は、見沼代用水よりも水位が3メートルほど低いのが特徴です。

 このため、水をせき止める水門を開け閉めして、水の高さを調節し、舟を通していました。

 水門は2か所あり、実演では、「角落」と呼ばれる板を1枚ずつ積み上げて塞ぎ、上流まで水位を上げます。

 訪れた人たちは、水位が変わり、舟が通っていく様子を見学しながら、地元の歴史を学んでいました。