岩手大学と盛岡市が提携講義開設 内舘茂市長が教壇に 岩手県

AI要約

岩手大学で、盛岡市と提携した講義が初めて開催され、内舘茂市長が初日の講師を務めました。

市の現状や課題が学生に伝えられ、交わったリーダーシップの重要性が強調されました。

学生は市と協力して観光マップ作成やSNS投稿を通じて盛岡市の魅力を発信することが求められています。

岩手大学と盛岡市が提携講義開設 内舘茂市長が教壇に 岩手県

学生の約6割が県外の出身者という岩手大学で、盛岡市について深く知ってもらおうと市と提携した講義が初めて開かれました。

初日の8月20日は内舘茂市長が教壇に立ちました。

盛岡市 内舘茂市長

「民間、行政そしてそこに掛け算で理論を入れる。そうするとさらに盛岡が良くなっていくのではないか」

この講義は4日間の日程で開かれ、盛岡市の農業や防災、経済の担当者などが学生たちに現状や課題を伝えます。

初日の20日は39人の学生を前に、民間企業の経営者の経験もある内舘茂市長が講師を務めました。

盛岡市 内舘茂市長

「行政も『街を経営していく』という方に傾いていかなきゃいけない。会社も『地域に貢献していく』というベクトルにリーダーシップを向ける。そうすると交わる点が出てくる。“交わったリーダーシップ”が必要だと思って色々な人がいた方が良い」

また、学生から「私たちに何かできることは?」と聞かれると、観光マップを市と一緒に作成したり、SNSに盛岡の素敵な場所を投稿したりしてほしいと答えていました。

盛岡市出身の学生

「『声を上げないことには何も生まれない』という言葉がとても印象深かった」

青森県出身の学生

「『ともに』を目指していると聞いて、すごく盛岡は素敵な市だと思った」

この講義は8月23日まで行われ、市内の企業の経営者の講話や施設の見学も予定されています。