台風7号遠のくも福島県内は大気が不安定な状態で引き続き警戒が必要…郡山市では増水した川で水難事故も発生し高齢女性が死亡

AI要約

福島県内は台風7号の影響で大気が不安定な状態が続き、土砂災害への警戒が必要。

雨が続いたことで水害が発生し、女性が亡くなる事故が発生。警察が詳細を調査中。

台風周辺の暖かく湿った空気が流れ、県内では激しい雨が続き、交通や農業にも影響が出ている。

台風7号遠のくも福島県内は大気が不安定な状態で引き続き警戒が必要…郡山市では増水した川で水難事故も発生し高齢女性が死亡

台風7号は日本列島から徐々に遠ざかっていますが、福島県内は大気が不安定な状態が続いていて、土砂災害などへの警戒が必要です。

台風7号の接近により、県内は16日夜遅くから雨足が強まり、二本松市では17日午前11時ごろまでの24時間に、平年の8月1ヵ月分に匹敵する雨が降りました。

この雨で水かさが増していた郡山市富久山町の愛宕川では、17日正午ごろに80代の女性がうつぶせの状態で浮いているのが見つかり、搬送先で死亡が確認されました。

警察は女性が誤って転落した可能性があるとみて、詳しい経緯を調べています。

また、相馬市では未明に雨どいを掃除していた男性(50代)が脚立から転落し、軽いけがをしました。

台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、大気が不安定な状態が続き、県内では日中も局地的に激しい雨が降りました。

JR東北本線は午後から運転を再開したものの、運休や遅れが出るなどダイヤが乱れました。

一方、風の被害を心配していたいわき市のマルウチ誓子梨園の宮内寿雄さんは、「風もそんなに吹かず目立った被害はなかった。過去に相当の被害を受けたことがあるので、今回もそんな被害に遭ったら大変だなと心配は絶えなかった」と胸をなで下ろしていました。

県内は17日夜遅くにかけてと、18日午後も大気の状態が不安定になる見込みで、福島地方気象台が土砂災害や川の増水などに注意・警戒を呼び掛けています。