「素直にうれしい」詐欺防いだ19歳コンビニ店員に感謝状 60代女性に警察への相談勧める
京都府警宮津署は、特殊詐欺被害を未然に防いだアルバイト店員に感謝状を贈った。
アルバイト店員が不審な取引を見抜き、警察に相談するよう勧めたことで詐欺が発覚した。
店員は今後も経験を活かし、適切に対応していきたいと述べた。
京都府警宮津署は、特殊詐欺被害を未然に防いだとして、宮津市須津の「ローソン宮津須津店」のアルバイト店員、黒田生我(せいが)さん(19)に感謝状を贈った。
6月22日に市内の60代女性が4万円分の電子マネーカードを購入しようと来店した。不審に思った黒田さんが「詐欺の可能性があるのでお売りできません」と伝え、警察への相談を勧めた。女性は、市内の駐在所で説明し事案が発覚した。
同署によると「サポート詐欺」と呼ばれる手口で、パソコンに「トロイの木馬に感染している」との警告画面が表示され、サポートダイヤルに電話するよう誘導し、カードの購入を指示する内容だった。
松居寛署長から感謝状を受け取った黒田さんは「被害を防ぐことができて素直にうれしい。経験をいかし、今後も適切に対応したい」と笑顔を見せた。