南海トラフ地震臨時情報で実施の阿波おどり 徳島県の後藤田知事は「見に行ったが、課題も散見された」

AI要約

南海トラフ地震臨時情報が発表され、巨大地震注意が呼びかけられた中で開催された「阿波おどり」について、徳島県の後藤田正純知事は課題がある場所も散見されたと指摘。

阿波おどりの避難ルートを示した地図が配布されるなどの対応がとられたが、問題点も指摘される。

後藤田知事は避難導線の狭さや訓練の不十分さを指摘し、もっと避難情報の幅広い層に対応する必要があると述べた。

南海トラフ地震臨時情報で実施の阿波おどり 徳島県の後藤田知事は「見に行ったが、課題も散見された」

 南海トラフ地震臨時情報が発表され、巨大地震注意が呼びかけられた中で開催された「阿波おどり」について、徳島県の後藤田正純知事は16日、「自分自身見に行ったが、課題がある場所も散見された。担当者を含めて検証したい」と指摘しました。

 今月8日に南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表されたことをうけ、11日から15日の5日間行われた徳島市の阿波おどりでは、避難ルートを示した地図が、各所に貼られるなどの対応がとられました。

 後藤田知事は自ら会場を訪れたと話し、「整備された箇所がある一方、課題がある場所も散見された」と指摘しました。

 具体的には、一部演舞場の避難導線が狭いことや、避難誘導係の訓練の度合いなどを指摘し、徳島市も含めて対処を検討したいとしました。

 また避難情報について、外国人や高齢者などの幅広い層に対しても対応できたかについては、市町村にアンケート調査を行いたいと話しました。