大津にカフェ新店 パンケーキは絵本「ぐりとぐら」のカステラをイメージ

AI要約

カフェ「cafe de mimosa(カフェ ドゥ ミモザ)」がオープンし、近江牛を使ったパンケーキやランチを提供。店主は味作りに苦労したエピソードを語る。

全ランチメニューに近江牛を使用し、ステーキプレートやカレーなどを提供。価格も抑えられている。

店内にはミモザのドライフラワーを飾り、内装が美しく女性客も満足している。

大津にカフェ新店 パンケーキは絵本「ぐりとぐら」のカステラをイメージ

 パンケーキや近江牛を使ったランチを提供するカフェ「cafe de mimosa(カフェ ドゥ ミモザ)」(大津市平津1)が7月29日、オープンした。(びわ湖大津経済新聞)

 ランチタイムは近江牛のステーキプレートやカレーなどを提供。カフェタイムにはスキレットで焼くパンケーキとかき氷を提供する。店主の伊藤えりかさんは「絵本『ぐりとぐら』に出てくるカステラのようなパンケーキを出すカフェにしたかった。味をカステラに近づけるために卵黄を増やすと膨らみが小さくなるので、卵白と合わせるメレンゲのバランスに苦労した。家で試作を重ねたが、店のスチームコンベクションオーブンで焼くと失敗し、もう無理かもと思ったが、何度も試作を繰り返して商品化できた」と振り返る。注文を受けてから材料を混ぜ合わせて焼き上げるため、提供までに30分かかる。

 全ランチメニューに近江牛を使う。ステーキプレート、ローストビーフプレートやキーマカレー、キーマとバターチキンのあいがけカレー、オーバーライス(洋風ビビンバ)を提供。伊藤さんは「知り合いの精肉店から近江牛を大量に仕入れているので価格も抑えられた」と話す。

 店内には、店名にもなっているミモザのドライフラワーを飾る。伊藤さんがインスタグラムで一目ぼれしたというドライフラワーアーティストで、Cloris(クロリ)さんの作品。伊藤さんは「私も娘も花にちなむ名前なので、大好きなミモザの花を店名にした。花言葉も『感謝』『思いやり』『友情』など、良い意味ばかりだから選んだ」と話す。

 草津市から来た女性は「内装がすてきで、ドライフラワーもいっぱいでかわいい。パンケーキはカステラのようにしっとりしていて、大きかったがぺろりと食べられた」と笑顔を見せた。

 営業時間は、ランチタイム=11時~13時30分、カフェタイム=14時~16時30分(以上ラストオーダー)。火曜定休。