異例の暑さとなった7月 天気や雨量・気温などをふり返ろう!

AI要約

7月には異例の暑さが続き、過去暑い年として有名な1994年や2018年に匹敵する記録的な暑さとなりました。

広島では梅雨前線の弱体化により晴れの天気が続き、猛暑日が多く観測されました。

気温や総雨量を見ると、7月上旬と下旬が平年より高い気温であったことが分かります。

異例の暑さとなった7月 天気や雨量・気温などをふり返ろう!

はやいもので8月に入りましたね。各地で危険な暑さが続いていますが、7月も異例の暑さとなりました。今回は7月の天気や気温などについて振り返ります。

広島市内の7月の天気をマークで振り返ると、7月1日から2日の大雨の後、梅雨明け前にもかかわらずしばらく晴れの天気が続いたことが分かります。その後は梅雨末期の大雨があり、梅雨明け後は局地的な雷雨はあったものの晴天が続き、厳しい暑さとなりました。

結果的に県内の7月の総雨量は、ほぼ平年並の297ミリとなりました。そして平均気温は、上旬28.8℃(平年差+3.1℃) 中旬27.1℃(平年差-0.1℃) 下旬30.7℃(平年差+2.2℃)でした。これを見ると、7月上旬と下旬の気温が平年より高かったことが分かります。

特に7月上旬は、梅雨前線の活動が弱まり、太平洋高気圧の日本列島への張り出しが強まった時期がありました。このため、梅雨明け前にもかかわらず晴れの天気が続き、この時期としては異例の暑さとなりました。そして7月の猛暑日の日数は、広島市中区で9日、府中市で15日でした。広島市中区では、7月としては観測史上2番目に多い猛暑日日数、府中市では過去最多の猛暑日日数を記録しました。

結果的に、過去暑い年として有名な1994年や2018年に匹敵するような記録的な暑さになった7月でしたが、8月はそれをさらに上回る災害級の暑さになる恐れもあります。引き続き熱中症に厳重に警戒が必要です。体調管理にはくれぐれもお気をつけください。