守谷市が県に派遣の職員、325万円着服 2団体の口座から 市が懲戒免 茨城

AI要約

茨城県守谷市の男性職員が高速道路建設の促進活動を行う2団体の口座から325万円を着服し、懲戒免職になった。

男性は約8カ月間にわたり現金を不正に引き出し、借金返済や生活費に充てていた。

被害が発覚したのは別の県職員が通帳の不在に気付いた際であり、男性は全額を返金した。

守谷市が県に派遣の職員、325万円着服 2団体の口座から 市が懲戒免 茨城

茨城県守谷市は31日、高速道路建設の促進活動を行う2団体の口座から計325万円を着服したとして、県道路建設課に派遣中の男性職員(28)を懲戒免職にしたと発表した。処分は同日付。県はすでに業務上横領容疑で県警水戸署に被害届を提出。男性は不正引き出しを認め、全額を返金した。

県によると、男性は昨年8月30日から約8カ月間にわたり、県が事務局を務める首都圏中央連絡自動車道(圏央道)と東関東自動車道水戸線それぞれの建設促進期成同盟会の預金口座から現金を不正に引き出した。

市や県の聞き取りに対し、男性は「昔からの借金があり、生活が苦しかった」と説明。引き出した現金は借金返済や生活費に充てていた。別の県職員が今年5月、2団体の通帳計4冊がなくなっているのに気付き発覚した。