部下に“暴言”など繰り返す 消防本部の50代消防司令、パワハラで減給処分 秋田・湯沢市

AI要約

湯沢雄勝広域市町村圏組合消防本部の50代男性職員が、部下に対し暴言を吐いたなどとして、処分を受けた。

消防司令が消防隊員に対し暴言や威嚇行為を繰り返し、減給処分を受けた経緯が明らかになった。

パワーハラスメントが認定された消防司令の行為により、被害を受けた隊員が休職する事態となった。

部下に“暴言”など繰り返す 消防本部の50代消防司令、パワハラで減給処分 秋田・湯沢市

秋田県湯沢市にある湯沢雄勝広域市町村圏組合消防本部の50代男性職員が、部下に対し暴言を吐いたなどとして、22日付で減給処分を受けた。

減給10分の1・1カ月の懲戒処分を受けたのは、湯沢雄勝広域市町村圏組合消防本部の消防分署に勤務する消防司令(51)。

消防司令は2024年4~5月まで、多くの消防隊員の前で30代の隊員に「使えない」「あてにならない」といった暴言を吐いたほか、棒で帽子のつばをたたくなどの行為を繰り返した。

5月に被害を受けた隊員が上司に報告したことで発覚し、内部調査の結果、パワーハラスメント行為を認定した。

被害を受けた隊員は心療内科を受診し、6月に1カ月間休職している。

なお、管理監督責任が不十分だったとして、消防長、分署長を含む4人を厳重注意とした。

消防本部の佐藤正晴消防長は、「ハラスメントは個人の尊厳と人格を侵害する許されない行為。再発防止に向けた取り組みを強化していく」とコメントしている。