関西、倉敷商、金光学園、岡山東商が8強 高校野球岡山大会8日目
関西、倉敷商、金光学園、岡山東商が勝ち上がり、第106回全国高校野球選手権岡山大会の8強が出揃った。
関西は山本のサヨナラ打で笠岡商を2-1で破り、倉敷商は玉野商工に2-1で競り勝った。金光学園は逆転勝利し、岡山東商は西大寺を8-5で振り切った。
準々決勝では23、24日に行われ、理大付、城東、学芸館、光南、倉敷商、金光学園、岡山東商、関西が対戦する。
第106回全国高校野球選手権岡山大会第8日は21日、岡山県倉敷市のマスカットスタジアムと市営球場で3回戦残り4試合があり、関西、倉敷商、金光学園、岡山東商が勝ち上がり、8強が出そろった。
関西は九回に山本がサヨナラの中前打を放ち、笠岡商を2―1で破った。倉敷商は好左腕を擁する玉野商工に2―1で競り勝ち、金光学園は八回に逆転して勝山を5―4で下した。岡山東商は粘る西大寺を8―5で振り切った。
22日は休養日、準々決勝は23、24日にマスカットスタジアムで行われ、23日は理大付―城東、学芸館―光南、24日は倉敷商―金光学園、岡山東商―関西のカード。
▽3回戦
笠岡商
001000000|1
010000001x|2
関西
▽三塁打 渡辺▽暴投 三嶋
【評】関西は九回2死三塁、救援の主戦山本が中前適時打を放ちサヨナラ勝ち。3投手の継投で最少失点に抑えたのが大きかった。
笠岡商はエース三嶋が8回2/3を被安打4と粘投するも最後に力尽きた。三回1死三塁から秀坂の内野安打で同点にしたが、勝ち越せなかった。
玉野商工
100000000|1
00010001X|2
倉敷商
▽二塁打 武田、古島、溝尾
【評】倉敷商は四回から救援の増田が6回2安打無失点で流れを呼び込んだ。打線は6安打と振るわなかったが、四回に敵失で追い付き、八回2死二塁から佐々岡の左前打で勝ち越した。
玉野商工は一回に山本の適時打で先制するも、その後は自責点1で粘った和佐田を援護できなかった。
勝山
000310000|4
01001003X|5
金光学園
▽二塁打 中谷、稲田、定方▽妨害出塁 中川(妹尾)
【評】勝山は四回に中田の2点打など3安打を集めて3得点し一時は逆転。五回に定方の適時二塁打で加点し、継投で逃げ切りを図ったが、踏ん張りきれなかった。
金光学園は八回2死一、二塁から金光の適時打に敵失が絡み同点。なおも2死三塁から平木のバント安打で勝ち越した。
西大寺
000000500|5
03004100X|8
岡山東商
▽三塁打 重光▽二塁打 山上、岡本2、山元▽暴投 楢村
【評】岡山東商が逃げ切った。二回に重光の三塁打などで3点先制。五回は6長短打を集めて4点を加えた。七回途中から救援の片山が反撃を断った。
西大寺は七回、四球や敵失に乗じ小椋の2点打などで一挙5点。八、九回も得点圏に走者を進めるもホームが遠かった。