⚽ジュビロ磐田が降格圏に転落 最終盤OGから悪夢…京都に逆転許す J1第24節

AI要約

磐田は前半に先制しながら京都に逆転負けを喫し、暫定で降格圏に転落した。

オウンゴールや急激な失点で勝利を逃し、サポーターからのブーイングが鳴りやまなかった。

次節に向けて挽回を図り、残留争いに集中する必要がある。

⚽ジュビロ磐田が降格圏に転落 最終盤OGから悪夢…京都に逆転許す J1第24節

 明治安田J1リーグは20日、第24節の9試合が行われ、磐田は京都と対戦し1-2で敗れた。

 【評】磐田は前半に先制しながら京都に逆転負けした。

 序盤からサイドを起点に攻撃を仕掛けた。前半39分、松原のクロスを中央でジャーメインが合わせて先制。相手の決定機を辛うじてしのぎ1点リードで折り返した。

 だが、後半34分にオウンゴールで追い付かれ、3分後には左サイドを崩されて逆転を許した。終盤は両サイドにクルークス、古川を投入して反撃したが、及ばなかった。

■中断期間前に痛恨の一敗 ブーイング鳴りやまず

灼熱(しゃくねつ)のナイトゲームは悪夢のような展開だった。磐田は前半に先制しながらも、終盤に2点を奪われてまさかの逆転負け。京都にはJ2だった2020年10月以来の敗戦。4試合勝ちなし、さらに2連敗を喫し暫定で降格圏の18位に転落し、サポーターのブーイングは鳴りやまなかった。

 大敗した前節から先発3人を入れ替え。GK三浦が今季初出場、出場停止のDFリカルドグラッサに代わり、伊藤が3カ月ぶりの先発、2列目右にはMFブルーノジョゼが4試合ぶりに復帰した。

 横内監督が試合前にポイントに挙げたこぼれ球の争奪戦を制して先制に成功した。前半39分、FWペイショットが競った球をつなぎ、最後はエースFWジャーメインが2試合ぶりの今季13点目を左足で押し込んだ。

 だが、逃げ切りを図った終盤に、パリ五輪への同行が決まったDF鈴木のクリアミスがオウンゴールとなって同点にされると、直後に一気に勝ち越しを許した。横内監督は「一瞬の隙を突かれた失点。2失点目が重くのしかかった」。挽回しようとゴールを目指したが、ジャーメインは「(終盤は)点を取りに行く姿勢が足りなかった」と唇をかんだ。

 半月以上の中断期間を挟み、次節8月7日は順位の近い新潟と対戦する。「痛い敗戦だが、まだ何も終わっていない。次に向けていい準備をするしかない」と指揮官。残留を争うチームに2連敗を喫して、今後を左右する夏場の戦いが厳しさを増した。