ポストに新聞、勤務先に連絡すると「数日出勤ない」…孤独死と判明 地域見守りに貢献、新聞販売店長らに感謝状

AI要約

新聞販売店が地域の見守り活動に協力し、70代男性の自宅で亡くなっているのを発見。

店長と主任が男性の自宅を訪ね、近くの交番に対応を依頼。

店長が自身の行動を振り返り、地域の力になることを心がける姿勢を示す。

ポストに新聞、勤務先に連絡すると「数日出勤ない」…孤独死と判明 地域見守りに貢献、新聞販売店長らに感謝状

 地域の見守り活動に協力したとして、金沢署は19日、新聞販売店「朝日新聞サービスアンカー/ASA六浦」(横浜市金沢区)の松木健治店長(54)と山崎繁典主任(52)に感謝状を贈った。

 署によると、松木店長は5月23日昼ごろ、同区内で1人暮らしをする70代男性の自宅ポストに新聞がたまっているとアルバイトの男性から聞き、山崎主任と一緒に男性の自宅を訪ねた。

 インターホンを複数回鳴らし、声をかけても応答がなく、松木店長がたまたま男性の勤務先を知っていたため連絡したところ、男性が数日間出勤していないことが判明した。2人は近くの交番で経緯を伝え、対応を依頼したという。

 男性は自宅で亡くなっており、松木店長は「もう少し早く気付ければ命を助けられたかもしれない」と悔やんだが、「少しでも地域の力になれるように、日々心がけている」と話した。

 同署の佐藤良一署長は「業務の中で地域を見守っていただき、ありがたい」と述べた。