クマに額や腰をひっかかれ負傷 登山道に2頭出没 下山中の男性が襲われる 山梨
山梨県身延町の登山道で男性がクマ2頭と遭遇し、1頭に襲われけがを負う
男性は自力で下山し消防に通報、けがは全治1週間
警察は近隣を警戒し、身延町は看板設置、注意喚起を行う
山梨県身延町の登山道で男性がクマ2頭と遭遇し、このうち1頭に襲われて、けがをしました。
警察によりますと、18日午後6時半ごろ、身延町中ノ倉の登山道で静岡県富士宮市の30歳の男性が、中ノ倉峠からの下山中にクマ2頭と遭遇しました。
このうちの1頭に襲われて、額や腰をひっかかれ全治1週間のけがをしました。
男性は1人で登山をしていて、襲われた後、自力で下山し消防に通報したということです。
付近のキャンプ場経営者:
「40年くらいここに住んでるが、(クマが)人と接触して事故が起きるということは今回が初めて」
2頭のうち1頭は体長1m以上で、もう1頭は1m以下だったということです。
これを受けて、警察はパトカーで付近を警戒するとともに、近くのキャンプ場の利用客に注意喚起を行いました。
また身延町は中ノ倉峠に、クマの出没を知らせる看板を設置しました。
警察はクマを見かけた時には、大声を出したり、走って逃げたりせずに、静かに距離をとるよう呼びかけています。