停電復旧の責任者書類送検 新幹線運休 作業員感電/埼玉県

AI要約

1月に東北新幹線などが停電で運休し、復旧作業中に男性作業員が感電して大けがをした事故で、現場責任者が書類送検された。

男性会社員は危険性を周知する義務を怠った疑いが持たれ、容疑を認めている。

感電を起こした男性作業員は回復しており、架線から2万5000ボルトの高圧電流が流れていた。

 ことし1月東北新幹線などが停電で終日運休し、復旧作業中に男性作業員が感電して全身やけどの大けがをした事故で県警は18日業務上過失傷害の疑いで現場責任者だった50代の男性会社員を書類送検しました。

 ことし1月、停電によって東北・上越・北陸の各新幹線の一部区間が運転を見合わせ、50代の男性作業員がさいたま市中央区で停電の原因となった架線などの復旧作業中に感電し、全身をやけどする大けがをしました。

 捜査関係者によりますとJR東日本から受注を受けて現場責任者だった50代の男性会社員は感電の恐れがあったのに垂れ下がった架線と一定の距離をとることなど、危険性を周知する義務を怠り、男性作業員にやけどを負わせた疑いが持たれています。

 男性会社員は、容疑を認めているということです。

 また、架線にはおよそ2万5000ボルトの高圧電流が流れていましたが、やけどを負った男性作業員は現在、会話ができる状態にまで回復したということです。