貼るお守り新提案「スマホケースやパソコンに」 浜松・井伊谷宮とフジセン、若者ターゲットに製作

AI要約

浜松市浜名区引佐町の井伊谷宮と製材業「フジセン」が若者向けの新しいお守り「貼付御守」を製作した。こちらはスマートフォンやパソコン、財布に貼って身につけることができる。

お守りは国産材のヒノキを使用し、学業成就、交通安全、無病息災、金運上昇、良縁成就の5種類があり、各種には象徴的なイラストが描かれている。

製作のきっかけは、同社がこれまでにないお守りを作りたいと同神社に相談したこと。そしてスマホケースなどにシールを貼る若者の需要に着想を得て製作された。

貼るお守り新提案「スマホケースやパソコンに」 浜松・井伊谷宮とフジセン、若者ターゲットに製作

 浜松市浜名区引佐町の井伊谷宮は、製材業「フジセン」(中央区)と協力し、若者をターゲットにしたお守り「貼付御守(ちょうふおまもり)」を製作した。スマートフォンのケースやパソコン、財布などに貼って身に着ける。権禰宜(ごんねぎ)の岡部訓亮さん(33)は「持ちやすさを重視した新しいお守りの形を提案したい」と話す。

 国産材を使用した絵馬や木札などの製造を手がける同社の技術で、ヒノキの皮を薄いシールに加工した。お守りは「学業成就」「交通安全」「無病息災」「金運上昇」「良縁成就」の5種類。吉兆や願い事の象徴的なイラストを採用し、だるま、自動車、フクロウ、打ち出の小づち、水引をそれぞれデザインした。

 同社が「これまでにないお守りを作りたい」と同神社に相談したことが製作のきっかけ。スマホケースなどにお気に入りのシールを貼付する若者が増えていることに着想を得て、静岡文化芸術大(同区)の学生らにヒアリングし、意見を反映させたという。

 それぞれ税込み800円。岡部さんは「自然由来のお守りができた。若い世代に手に取ってもらいたい」と話した。

 (細江支局・大石真聖)