中国船3隻の侵入続く 尖閣周辺、日本漁船2隻追う

AI要約

尖閣諸島周辺海域では、中国海警局の艦船が領海侵入を続け、日本漁船に接近する動きが続いている。

海保が漁船周辺に巡視船を配置し、中国艦船との接近を防ぎつつ、漁船の安全を確保している。

尖閣周辺で中国艦船の航行が195日連続で続き、最長記録を更新している。

 第十一管区海上保安本部によると、石垣市の尖閣諸島周辺海域では3日、中国海警局の艦船3隻が領海侵入を続け、魚釣島周辺と南小島周辺でそれぞれ操業している日本漁船2隻に接近しようとする動きを見せた。尖閣周辺で中国艦船が領海侵入するのは2日連続で、今年25日目。

 領海侵入しているのは、いずれも機関砲らしきものを搭載した「海警2501」「海警2201」「海警2103」。日本漁船は4・9㌧と9・1㌧で、それぞれ2人が乗船している。

 海保が漁船周辺に巡視船を配置し、中国艦船を漁船に近づけないよう警戒。漁船の安全を確保している。

 尖閣周辺の領海外側にある接続水域では、機関砲らしきものを搭載した「海警2202」も航行している。尖閣周辺で中国艦船が航行するのは195日連続で、連続航行日数の最長記録を更新した。