「先週やられたところと同一犯みたい」また銅線ケーブル盗難 合計10か所、被害額は6000万円以上
山梨県笛吹市内で太陽光発電施設から大量の銅線ケーブルが盗まれる事件が相次いでいる
管理会社の被害は6000万円以上に上り、犯人は複数人で作業している可能性が高い
セキュリティ強化にもかかわらず被害を防げず、全国的に銅線ケーブルの盗難事件が増加している
山梨県笛吹市内の太陽光発電施設で大量の銅線ケーブルの盗難被害が新たに確認されました。
管理する会社の被害は今年に入って10か所、被害額は6000万円以上に上ります。
太陽光発電施設前に停車した黒のワンボックスカー。
6月24日午前3時ごろの笛吹市石和町の防犯カメラの映像です。
このあとケーブルが切られて防犯カメラの電源は落ち、施設内からおよそ1000mの銅線ケーブルが盗まれていました。
被害にあった会社が管理する笛吹市御坂町の施設では…
被害にあった施設の管理者:
「先週やられたところと同一犯みたいな感じですね」
きのう新たな被害が確認されました。
施設を囲むフェンスの一部が壊され、大量の銅線ケーブルが盗まれてました。
隣の畑には両手で扱う大きなハサミが落ちていたということです。
被害にあった施設の管理者:
「(犯人は)複数ですね。一人では作業できない。最低でも5人くらいはいる」
この会社が管理する太陽光発電施設は今年に入って笛吹市や甲府市、甲斐市など10か所で銅線ケーブルの盗難被害がありました。
被害額は2400万円余りの売電収入も含めると6000万円以上にのぼります。
会社側は防犯カメラの設置などセキュリティを強化していますが、被害を防ぐことはできません。
こうした銅線ケーブルが盗まれる事件は全国的に増加しています。