いつか自分も甲子園に 夏の高校野球三重大会 6日始球式、ダイム伊勢で登板

AI要約

第106回全国高校野球選手権三重大会が開幕し、各球場で始球式を行う小学生たちに注目が集まる。

始球式に登板する稲塚史康君は、野球が大好きで将来甲子園に出場したいという夢を持っている。

稲塚君は練習を重ね、緊張しながらも楽しみにしていると話しており、始球式に向けて準備を進めている。

いつか自分も甲子園に 夏の高校野球三重大会 6日始球式、ダイム伊勢で登板

 第106回全国高校野球選手権三重大会(県高校野球連盟など主催)が5日、四日市市の四日市ドームで開会式が行われ開幕する。試合は翌6日から松阪市立野町のドリームオーシャンスタジアム(県営松阪野球場)など県内4球場で行われ、子供たちが各球場の初戦前に始球式を行う。うち、伊勢市のダイムスタジアム伊勢では稲塚史康君(松尾小・6年)が登板する。

 県高野連では例年、会場となる県内4球場での開幕試合前に、小学生各2人による始球式を実施。新型コロナの影響で中止していたが、昨年、4年ぶりに行われた。今回は5月中旬から希望者を募り、応募のあった男女95人から抽選で8人を決めた。

 稲塚君は父親で野球好きの会社員・浩敏さん(39)の影響でわかすぎ第二保育園・年長時から野球をしている。現在、チームには所属していないが、投打ともに大好き。プロ野球では中日ドラゴンズと福岡ソフトバンクホークスの2チームが〝推し〟チーム。

 今回の応募は「これからも野球を続け、いつか甲子園に出場したい」という思いから、まずは高校生の舞台で投球してみたいと応募。6月25日に県高野連から連絡を受けた浩敏さんから当選が伝えられると、「選ばれると思っていなかったからドッキリだと思った」と振り返る。本当だと分かった瞬間にとても喜んだが、同時に緊張感が出てきたという。始球式に向け、浩敏さんと野球をしている兄の正康君(中部中・1年)と共に練習し本番に臨む。

 稲塚君は「当日はノーバウンドでストライクを投げる姿をみんなに見てもらいたい。緊張するけど、とても楽しみです」と意気込む。

 稲塚君は6日午前8時45分からの皇學館―桑名北との試合前の始球式に登板する。