元五輪選手招き諏訪湖でヨット体験会 長野県セーリング連盟

AI要約

長野県セーリング連盟が諏訪湖でヨット体験会を開催。参加者は山本悟さんと一緒に湖上で楽しんだ。

山本さんは五輪出場経験を語り、子どもたちにもヨットの魅力を伝えた。将来の国民スポーツ大会への期待も。

子どもたちは基本技術を学んで湖上に出て、ヨットの操作を楽しんだ。

元五輪選手招き諏訪湖でヨット体験会 長野県セーリング連盟

 長野県セーリング連盟は30日、「諏訪湖ヨット体験」を諏訪市の諏訪湖ヨットハーバーで開いた。県内の小学3~6年生と中学生を対象とした体験会で15人が参加。1984年ロサンゼルス五輪に出場した山本悟さん(61)=兵庫県=と一緒に湖上に繰り出し、風を受けて走るヨットの楽しさを味わった。

 諏訪湖に親しみ、ヨットの競技人口拡大にもつなげたいと開催した。山本さんは大学生の時に五輪に出場し、現在は日本連盟のアカデミー委員会講師を務める。「開会式では10万人の視線を受けた。鳥肌がぶわっと立った」「練習は厳しいが、感動に出合うと過去の苦しさはなくなる」と経験を語り、今回の体験会でヨットが好きになって、4年後に長野県で開催される国民スポーツ大会の舞台に立つ子が出ることも望んだ。

 子どもたちはまず、県連盟関係者から路面に置いた陸上ヨットで基本技術を学び、救命胴衣を着用して湖上へ。代わる代わるヨットに乗って舵を操るなどし、湖面をすいすいと進んだ。

 山本さんは船に乗って並走し、アドバイスを送ったり激励したり、「楽しいかい」と問い掛けたりした。上田市の小学4年生(10)は「ヨットは初めて。風を切って進むところが楽しいです」と笑顔だった。